2019-01-14 現代少女 詩 夢はいらない夢を見て愛はいらない夢を見て教科書の鮮やかな表紙を見て黒い雲に透けた夕日が浮かんでそれでも意味が欲しくて意味が欲しくてたまらなくてその次に答えが欲しくてひたすらに眠れないんだな 言葉が並ぶ寒空の下永遠に最後尾を目指してタクシーが走り出す駅前の夜「終電が近い」放射状に吸い込まれる光 言いたいだけの言葉が奥底にあって自由以上の人間になれる気がした 自分を嫌いになるための言葉に意味を求めすぎたから生きて来れたなんて言うなよだって人生に意味はないんだから